上簇台
蚕が成長して体が透き通って繭になるとき、蚕は「まぶし」という立体に近い形のわら細工に 入る。 その「まぶし」を乗せて蚕が繭になるのを待つ台である。 蚕は、通常五回ほど脱皮して繭になる。 四回までの脱皮(四齢という)は、普通の飼育棚で飼育する。 四齢後一週間ほどで「すがき」(繭が黄色くなった状態をいう)になると「まぶし」に入る。