小町井戸
下野本郷の農道沿いの中世の古道であった一角に小さな池がある。「平安前期の代表的な 歌人で絶世の美人とうたわれた小野小町が、吾妻路に向かう途中、この清水井戸で白粉をと かし旅の化粧崩れを直し、旅立って行った」という伝説がその名の由来である。また生命の泉を神聖視し、男根に仮託くして水の神秘さを崇めた。