あかばねの道標
赤羽根から檜坂に上る三叉路を、追分けとよんでいた。小さな石の道標が二基、立っていて 一基は正面に「道祖神」左右の側面に「左ひた道」「右きそ道」と刻み、他の一基は上部が破 損しているが、各地に通じる重要な生活道路であった。地図も手に入らなかった昔の旅人にとって、大切な道案内であったと思う。